2011年 02月 11日

CPPについて

カナダの公的年金にはOASの他に、CPP (Canada Pension Plan)
というものがあります。

これは働く人とその家族の為の、リタイア後の収入となる年金プランです。
さらに事故などによる障害で働けなくなってしまった場合の保障及び
亡くなった場合の保障もあります。

「働く人」ですので、勤労年数と保険料の支払いにより、支給金額が異なります。
CPPは保険料自己負担4.95%、雇用主負担4.95%となっています。
自営業の方は全額9.9%負担です。
会社勤めの方は給料明細を見ると、4.95%がCPPとして引かれていると思います。

まず2010年現在のCPP支給額ですが、月$934.17となっています。
65歳から受給できます。OASと同じく自動的に開始とはなりませんので、
必ず申請が必要です。60歳から早期で開始も可能ですが、その分減額スタート
となります。また、CPP/OASともに収入として課税対象です。

CPP支給額の月$934.17ですが、これは受給資格が満額100%の方の場合です。
CPPの受給額は、個人のCPP支払額とCPP支払期間に基づき計算されます。

簡単にどういう方が100%かというと、
Year's Maximum Pensionable Earnings (YMPE)
という額が毎年平均年収等に連動し決定されますが、
2010年は$47,200でした。
ご自身の年収が$47,200以上の方は、CPPを100%
納めていたということになります。
$47,200から$3,500の基礎控除額Year's Basic Exemption(YBE)
を引いた$43,700の4.95%ですので、
年間で$2163.15をCPPとして支払っていたら、
将来、上記のCPP月支給額を「満額」受給ということになります。

年間で自己負担$2163.15もCPPを払っていないという場合も、
ご自身の収入の4.95%は納めていますので、
納めた割合と年数により、受給額が決まります。
また、個々のCPP貢献度を高く保つ為、収入の低い(失職中や育児休暇中)
の期間を省くなどの措置もとられているようです。
具体的な受給額はService Canadaに問い合わせると良いでしょう。
(数字は2010年時点のものです。)

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月$934ですと、年間では$11,208の収入となります。
更に上で述べたように課税されますので、もう少し
手取り分は少なくなるでしょう。
確かにこの公的年金CPPのみで暮らしていくのは
難しいかもしれません。

しかし、カナダの年金制度が悪いのでしょうか。
月に$900程度の収入では到底生活できないからといって
制度自体が悪いとは思いません。

月にCPP保険料最高$180の支払いで、将来月$900(インデックスで上昇)
が年金として、一生涯支給されるのです。
自身で月$180を貯め、リタイア後に貯金を切り崩し使っていった場合は、
いつかは使い果たし無くなってしまいます。
インフレ率の上昇もあるでしょう。
年金は、亡くなるまで必ず支給を保障してくるのです。

カナダに暮らし働く人々皆が参加し相互扶助しあうことで成り立つ
公的年金です。
一生涯に渡り年金を保障してくれるカナダのCPPを
正しく理解し、大切に守って行きましょう。

また個人での、リタイア後の収入としていける私的年金の
蓄えも大変重要ですので、より早く計画を立て実行して行きましょう。

ちなみに、CPPから亡くなった場合に死亡保障がでます。
一律で$2,500です。

寡婦年金(Survivor's pension)や障害者年金(Disability Pension)
については、個々の状況によって異なりますので、各自で
Service Canadaにお問い合わせ下さい。

Site: servicecanada.gc.ca
Call: 1-800277-9914 (Toll free)
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by 55financial | 2011-02-11 10:16 | 年金
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